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猛禽の初期費用と維持費——個体価格以外に何がかかるか

個体価格を除いた初期費用は15〜30万円、年間維持費は10〜18万円が目安です。内訳と削れない項目を実額で示します。

猛禽の初期費用と維持費——個体価格以外に何がかかるか
写真: Wikimedia Commons(クレジット

結論\n\n個体価格を除いて、初期費用 15〜30万円・年間維持費 10〜18万円が目安です。餌代よりも、設備と医療費の想定漏れで詰まる人のほうが多い。\n\n## 初期費用の内訳\n\n| 項目 | 目安 | 備考 |\n|---|---|---|\n| ケージ/係留設備 | 30,000〜120,000円 | 種の体格で大きく変わる |\n| 止まり木・パーチ | 5,000〜20,000円 | 足裏疾患の予防に直結 |\n| グローブ | 6,000〜15,000円 | 体格に合うものを |\n| アンクレット・リーシュ類 | 5,000〜12,000円 | 消耗品として買い替える |\n| 体重計 | 3,000〜8,000円 | 1g単位で十分 |\n| 冷凍庫(餌用) | 15,000〜40,000円 | 家庭用と分けるのが望ましい |\n| 初回健康診断 | 5,000〜15,000円 | 迎えたらまず受ける |\n\n## 年間の維持費\n\n- 餌代: 月 4,000〜12,000円(体格による)\n- 消耗品: 年 10,000〜20,000円\n- 医療費: 年 20,000〜60,000円(健診+不測の受診)\n- 電気代: 温度管理が必要な種は上乗せ\n\n## 削ってはいけない項目\n\n冷凍庫と体重計、そして医療費の余力です。餌の質を落とすと結局は医療費で返ってきます。緊急時に「今月は厳しい」と受診をためらう状況を作らないでください。\n\n## 費用が跳ねる場面\n\n### 大型種を選んだとき\n\nケージ、餌の量、医療費のすべてが上がります。年間維持費は中型種の1.5〜2倍を見込んでください。\n\n### 温度管理が必要な種\n\nシロフクロウのような寒冷地の種は、夏季の空調が必須です。専用室を年間通して冷やす電気代が上乗せになります。\n\n### 通院が続いたとき\n\n猛禽は保険の対象外であることが多く、全額自己負担です。バンブルフットの外科処置や、呼吸器疾患の長期投薬は10万円を超えることがあります。\n\n## 3年間の実額(自社飼育個体)\n\nアフリカワシミミズク1羽の実績です。\n\n| 年 | 餌代 | 医療費 | 消耗品 | 合計 |\n|---|---|---|---|---|\n| 1年目 | 108,000円 | 42,000円 | 31,000円 | 181,000円 |\n| 2年目 | 115,000円 | 18,000円 | 14,000円 | 147,000円 |\n| 3年目 | 121,000円 | 63,000円 | 16,000円 | 200,000円 |\n\n1年目は設備の買い足しで消耗品が膨らみ、3年目は皮膚炎の治療で医療費が増えました。平均すると年17万円前後です。\n\n## 費用を見積もるときの考え方\n\n平均値ではなく、もっとも高かった年で計画してください。医療費は予測できず、しかも先送りできない支出です。

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よくある質問

猛禽の飼育に年間いくらかかりますか
個体価格を除いて年間10〜18万円が目安です。餌代が月4,000〜12,000円、医療費が年20,000〜60,000円、消耗品が年10,000〜20,000円です。
初期費用はいくら必要ですか
個体価格を除いて15〜30万円が目安です。ケージ・止まり木・グローブ・体重計・餌用冷凍庫・初回健康診断が内訳です。
費用を抑えたい場合、どこを削れますか
冷凍庫・体重計・医療費の余力は削らないでください。餌の質を落とすと結局は医療費で返ってきます。
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