結論\n\n前日から冷蔵庫で解凍し、給餌直前に湯煎で 38〜40℃ に温めます。電子レンジは内部が局所的に高温になり、外側が冷たいまま中心が煮える状態になるため使いません。\n\n## 温度が重要な理由\n\n猛禽は本来、捕らえた直後の獲物を食べます。体温に近い温度が自然な状態です。冷たいままだと食いつきが落ち、消化にも負担がかかります。\n\n## 手順\n\n1. 給餌の前日、必要量を冷蔵庫へ移す(常温解凍はしない)\n2. 給餌の直前、密閉袋に入れて 40℃ 程度の湯に 5〜10 分つける\n3. 表面ではなく中心の温度を確認する\n4. 一度解凍したものは再冷凍しない\n\n## 餌の種類と使い分け\n\n| 餌 | 特徴 | 使いどころ |\n|---|---|---|\n| ウズラ | 栄養バランスが良い | 主食 |\n| マウス | カルシウム・被毛が豊富 | 主食/ペリット形成 |\n| ヒヨコ | 安価だが栄養が偏る | 補助的に |\n| ラット | 高タンパク・高脂質 | 体重を戻したいとき |\n\n## 食べ残しは必ず記録する\n\n「完食」か「何グラム残したか」を残してください。体重の変化と突き合わせたとき、原因の切り分けが一気に楽になります。\n\n## 給餌の回数\n\n| 体格 | 回数 |\n|---|---|\n| 150–300 g(小型) | 1日2回 |\n| 300–800 g(中型) | 1日1〜2回 |\n| 800 g 以上(大型) | 1日1回 |\n\n小型種は代謝が速く、1日1回では持ちません。逆に大型種を1日2回にすると過体重になりやすくなります。\n\n## 与えてはいけないもの\n\n- 人間用の加工肉(塩分・添加物)\n- 牛肉・豚肉の赤身のみ(カルシウムと内臓由来の栄養が不足)\n- 生きた餌の常用(寄生虫と怪我のリスク)\n- 冷蔵で数日置いた解凍済みの餌\n\n## 素嚢の確認\n\n給餌前に素嚢(そのう)を触って、前の餌が残っていないかを確認します。膨らんだままなら消化が進んでいないため、その回の給餌を見送ってください。停滞したまま与え続けると重篤化します。\n\n## 食べないときの切り分け\n\n1. 餌の温度は適切か(38〜40℃)\n2. 素嚢に前の餌が残っていないか\n3. 環境に変化がなかったか\n4. 体重が落ちていないか\n\n4つすべてに問題がなく、それでも食べない状態が体格ごとの上限を超えたら受診してください。
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